2024年6月 旭英昭先生

2024年はウクライナ戦争が3年目に入り、またガザでは人道的な惨事が止まず、米中”対立”の激化、更には本年最大の(安全保障上の)リスクともいわれる「トランプ2.0」(「もしトラ」)が起こるか、その米大統領選挙が11月に控えています。先行きが見通せない、激動の時代と呼ばれる所以でもあります。

 6月の講演会は、著名なジャーナリストの船橋洋一氏に「現代アメリカを代表する戦略知性のひとり」とされるロバート・ゼーリック元世銀総裁著作の日本語版『アメリカ・イン・ザ・ワールド:合衆国の外交と対外政策の歴史』(日本経済新聞出版)の訳者で、外交官/学者の旭英昭先生を講師にお迎えして開催します。
外務省に在籍時には、国力を増強したわが国にとって1980年代以降の主要外交課題のひとつとなった “国際貢献”についてその政策企画、更には平和構築の実践等に携わり、大学ではその経験を活かした国際関係論、国際政治を専攻。ゼーリックが「50年来の友」(上記日本語版への序文から)と呼ぶ同氏から、内外での経験を基にして、世界と日本の身近なテーマを軸に幅広い視点で語って頂きます。
 
講師 
旭英昭先生
現在日本国際問題研究所客員研究員、元(初代)駐東ティモール大使、内閣審議官、東大教授(大学院総合文化研究科)
 
演題
「世界と日本: 三つの安全保障リスクについて考える」
日時:6月18日火曜日

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